7月の定例会は、親睦をかねての日帰りの旅でした。連休がらみの土曜日ということもあり、参加者は12名にとどまりました。
17日午前7時過ぎ鹿沼を出発、東北道、磐越道を乗り継いで10時30分頃最初の見学場所、「野口雨情記念館」に着きました。宇都宮や鹿沼にも縁のある雨情、それだけになおさら興味もわきました。ここには、歴史民族資料館も併設されていました。
会員からの要望で、「五浦海岸六角堂」も訪れました。茨城観光百選に指定されていて、太平洋を眼下に見下ろし、また苔むした松林の中に”アジアは一つなり”という天心記念の碑が建っています。ここも岡倉天心ゆかりの地です。
最後は、「茨城県天心記念五浦美術館」です。平成9年に約100億円の費用をかけて完成した見事な建物です。小高い丘の頂に、海が広く見わたせるように建設されていて、借景を十分に生かしているようでした。天心はもとより、五浦で活動した横山大観(水戸生まれ)や下村寒山、菱田春草などの画家たちの作品が展示され、圧倒されました。同時に、企画展も開かれていました。
見学時間が延びたため、昼食会場に着いたのは午後1時40分を過ぎていました。福島県小名浜の老舗割烹旅館「天地閣」、数年前映画”釣りバカ日誌”の撮影が行われたという部屋で新鮮な磯料理に舌鼓をうち、疲れを癒しました。ここでは最初、2時間の予定で休憩するはずでしたが、実質的には1時間ということで入浴もできませんでしたが、会員一同にとって、至福の時でもありました。
海産物”ショッピング”を楽しみ、3時30分小名浜を後にして、午後7時に鹿沼に戻ってきました。参加者一同、満足のできた旅となりました。
今回の旅程につきましては、すべて、椎名会員が企画運営に関わってくださいました。すべての参加者に代わりましてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
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