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= 東武日光沿線サミット =
第2回東武日光沿線文化経済会議
平成21年2月21日(土)
鹿沼市民情報センター

ようこそ、鹿沼市へ 《第2回 東武日光沿線文化経済会議》の趣意
 
 今回は第1回目(平成19年6月)に引き続き、鹿沼市での開催の運びとなりました。鹿沼市の市制60周年記念事業の一環として協賛させていただいたものです。さて、歴史を遡れば、私たち栃木県の西域には太い南北の縦軸がありました。例幣使街道、日光杉並木街道、そして東武日光鬼怒川線、JR日光線に沿った広域の交流軸=日光文化経済圏です。”江戸(京都)=日光=会津”というこの大動脈のなかで育まれた深く密なる歴史的関係が、それぞれの地域の文化や特性の源泉となり、今日の私たちの市・町の個性の底流を成してきました。
 一方、今日では市町村合併などによる自治体の再編が進みつつありますが、合併の動向はいずれにしてもこれらの地域の「縦軸」は揺るぎのない県西域の南北の動脈であり、特にこの広域エリアは東京首都圏と核となる日光、そして会津への幹線となっています。近年、東武日光鬼怒川線は新宿直結が実現し、東武・JRの相互乗り入れがこの沿線に大きな希望を育てています。
 環境の時代を迎え、鉄道の価値が新たに見直されつつある今日、観光経済・観光文化・観光福祉などの新たな視点から地域を見つめ直し、新しい時代に向けての連携を再構築する好機としたいものです。東武日光鬼怒川線の沿線は車窓からの風景や眺望もすばらしく、栃木県に入ると26の駅を数えます。「前日光エリア」には自然や農山村、独特の街並みや地域特産など、各地域の特産や文化・個性が光ります。しかしひとつ厳しく考えれば、持てる潜在力をまだ十分に発揮しているとは言えず、市・町を越えた活発な連携軸も今一つのところがあります。
 今回はまず、市民・町民レベルの民間相互がもっと交流を深め、何がしかの共通課題を共有し合って、ともすれば視野が狭くなっていた近隣の市・町に対する理解・認識、評価を高め合い、いま一度、相互信頼と運命共同体としての意識を結集してまいりたいとの願いが込められています。これを機に、新たな未来への連携軸が創出されることを期待しながら、このたび、特段のご協力を賜りました栃木県、沿線各市町、ならびにサポートをいただきました各種団体、企業、個人有志の方々に厚く御礼申しあげる次第です。

「鹿沼企業人の会」について
 
本会は、志を同じくする企業人を発起人として平成9年3月鹿沼市に創設され、満13年を迎えました。相互に意見や情報を交換し親睦を深めながら自らの企業ならびに地域の発展に寄与することをめざし、毎月の定例勉強会や社会活動を続けてまいりました。真の自由な立場で議論のしあえる和やかで団結力のある勉強熱心な会としての誇りを共有し、現在は30名弱の会員で構成されています。

 このたびの『東武日光沿線サミット』は、初代会長・山崎宗彌(現相談役)の当初からの夢であり構想でありました。それは現2代目会長の高橋宏へと引き継がれ、本年は第2回目となります。
 鹿沼企業人の会は発起人として「実行委員会」の後ろ盾となり、主管・事務局を担当してご奉仕させていただきました。 多くの方々のご協力を賜りました。各位に厚く感謝申し上げます。