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= 東武日光沿線サミット =
第1回東武日光沿線文化経済会議
平成19年6月2日(土)
鹿沼市民文化センター

ようこそ鹿沼市へ 《東武日光沿線文化経済会議》の提唱と趣意
 栃木県の西部には太い南北の縦軸があります。例幣使街道、杉並木街道、そして東武日光鬼怒川線・JR日光線に沿った広域の「日光文化圏」です。
かつて”江戸(京都)=日光=会津”という動脈の中で育まれた深く密なる歴史的関係が、現在に伝わるそれぞれの地域の文化や特性の源泉となって、私たちの市・町の個性の底流を成してきました。
 一方、合併後の日光市・鹿沼市、そして西方町・都賀町・栃木市・大平町・岩舟町・藤岡町、この8つの市町は県西広域の大半を占めますが、合併前後の大きな胎動期に差し掛かっています。
 特にこのエリアは東京・首都圏と、核となる日光圏を結ぶ大幹線であり、昨年には新宿駅直結が実現して東武・JRとの相互乗り入れが1年を経過しました。
 鉄道の価値が新たに見直されようとしている今日、それらを機に「観光文化・観光経済」に新たな力を注ぐ好機が到来したといっても過言ではありません。
 東武日光鬼怒川線の沿線は車窓からの風景も素晴らしく、栃木県に入ると26の駅があります。
自然や農山村、核地域の個性は十分に外来客を楽しませる潜在力を擁していますが、厳しく考えれば、今日その「縦軸」の広域連携が薄れてしまっているのも事実です。
 「観光」という言葉は決して物見遊山の名所巡りだけを表すものではありません。「光る」を観る・・・・つまり、どんな事象でも、秀逸しているものに出会いに足を運ぶことが観光であり、その意味で観光は地域や地域の人々の営みの総合力を表すものでもあります。
 そのように捉えれば新たな希望を湧き起こすことが可能です。しかし、市民・町民レベルにおいても近隣の市町に対する視野が狭くなっており、交流もあまり活発ではありません。
 前日光エリアとして、また日光路への沿道として日光を”門前”から見つめてきた鹿沼市や栃木市などのエリアとともに、核である日光市の参加を得て、再び日光広域文化圏を考え直してみることは意義のあることではないでしょうか。
 今日における地域それぞれの課題を一つのテーブルに載せ、共通の歴史軸である文化と経済を改めて磨き直し、いま一度、相互信頼と運命共同体としての意識を結集し直すことによって、新たな未来への連携軸が創出できるのではないか、という期待を寄せています。
 このたびは関係諸機関、東武鉄道株式会社、並びに団体・企業・個人の方々の温かいご理解・ご協力を賜りました。各位に深く感謝もうしあげながら、本日は第一回目として活発な交流と相互連携の弾みが生まれれば幸甚に存じます。

「鹿沼企業人の会」について
 本会は、志を同じくする企業人を発起人として平成9年3月に創設されました。本年で10周年を迎えます。相互に意見や情報を交換し親睦を深めることによって自らの企業ならびに郷里・鹿沼の発展に寄与することをめざし、毎月の定例勉強会や社会活動を続けてまいりました。真の自由な立場で議論のしあえる和やかで団結力のある勉強熱心な会です。
 このたびの『東武日光沿線サミット』は、初代会長・山崎宗彌(現相談役)の当初からの夢でありました。それは現二代目会長の高橋宏へと引き継がれ、本年10周年を記念しての特別プロジェクトによって実現したものです。2年前から準備が進められ「実行委員会」結成後は、その後ろ盾となって主管・事務局を担当し、ご奉仕させていただきました。
 多くの方々のご協力を賜りました。各位に厚く感謝もうしあげます。